【ルーテ×ロス】
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なし |
| 1回目 |
ロ「なあ、おまえ。」
ル「・・・・・」
ロ「そこのおまえだよ、魔道士の女!」
ル「・・・私の事でしたか。てっきり、『オマエー』さんを呼んでいるのかと思いました。あなたは?」
ロ「オレは戦士ガルシアの息子、ロスってんだ。」
ル「そうですか。センシガルシアノムスコロス。長い名前ですね。」
ル「私は稀代の天才魔道士、ルーテです。」
ル「それでセンシガルシアノムスコロス。何か用ですか?」
ロ「お、俺の名はロスだ!変な奴だな・・・ なぁ、おまえ、魔法が使えるんだろ?」
ル「はい。正確には使えるというレベルではなく、自在に操る事ができる・・・と、ご認知下さい。」
ロ「へぇ、すげえな。」
ル「私、優秀ですから。」
ロ「魔法って、覚えるの難しいんだろ?」
ル「一般的にはそう言われていますが、人それぞれの適正によります。」
ル「実際、私にとっては年頃の少女が焼き菓子を焼く際に、香り付けとして酒を使用する事を覚えるのと同じくらいに
容易な事でした。」
ロ「よく分かんねぇけど・・・俺も、頑張れば覚えれるかな?」
ル「無理です。」
ロ「即答かよ!少しは考え・・・」
ル「では。」
ロ「ちょ、ちょっと待てよ、おいっ!」
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| 2回目 |
ロ「あっ、変な女!ええっと、確か・・・ルーテ!」
ル「はい、あなたは確かセンシガルシアノムスコロス・・・」
ロ「ロ・ス・だ!この間はさっさとどこかに行きやがって。」
ル「いいえ、それほどでもありません。」
ロ「誉めてねぇ!・・・まあいいさ。ところでさ、」
ル「では。」
ロ「・・・って、ちょっと待てよ!いつも急に立ち去るなって!」
ル「何ですか?」
ロ「いや、別に用事ってワケでもねぇけど、せっかくだから話をしようかと。」
ル「生産的な価値があようにも、戦略上重要なようにも思いませんが、まぁいいでしょう。始めてください。」
ロ「始めてくださいって・・・なんだかなぁ。実はオレの母ちゃんも少し魔法を使えたらしいんだ。」
ロ「今は死んじゃってもういねぇけど・・・だから、オレも少しは魔法を使えるかな?とか思ったんだけどよ。」
ロ「おまえは、このあいだはすぐさま無理って言っただろ?」
ル「魔道士になりたいのですか?」
ロ「いや、別にそういうわけじゃねぇけどよ。」
ル「なら、あなたはあなたの目指す道を突き進むのが良いかと思われます。」
ル「人には適性があります。今のあなたの道は、あなたには割と適正だと判断します。」
ロ「・・・そうだな。おまえの言うとおりだ。いやまぁ、別に迷ってたとかそんなんじゃねぇんだ。」
ロ「ただ、ちょっと女の魔道士と話をしてみたかっただけだ。ありがとよ。」
ル「はい。お役に立てたなら幸いです。」
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| 3回目 |
ロ「よう、ルーテ。」
ル「あなたは・・・ロス。」
ロ「おっ、やっとまともに名前を覚えたか。」
ル「私、優秀ですから。」
ロ「そうかぁ?」
ル「・・・今日は私を侮辱しに?」
ロ「って、何でそうなるんだよ!相変わらず変わったやつだな。」
ル「ありがとうございます。」
ロ「だから誉めてねぇって!おまえ、昔からそうなのか?」
ル「幼少の頃から私は私です。物心ついたときには魔道書や様々な書物に囲まれていました。」
ロ「ガキの頃から魔法とかの勉強かよ?小さい頃、何して遊んだんだ?」
ル「・・・アスレイ観察。」
ロ「何だそりゃ? 父ちゃんや母ちゃんは?」
ル「父、母の記憶はありません。しかし、祖母が言うには亡くなった訳ではなく、遠い国へ旅をしているそうです。」
ロ「へぇ・・・あっ、婆ちゃん、いるんだな。どんな婆ちゃんだ?」
ル「長い間日干しにした高級魚に高原の花を二つに折って添えた感じの人物です。」
ロ「良くわかんねぇ・・・」
ル「では、本日はこれで。」
ロ「あっあのよ、ルーテ!」
ル「はい。」
ロ「おまえ、魔法は凄そうだけど体力はあんまりなさそうだからな。これからは、俺が・・・その・・・近くで守ってやるよ。」
ル「どちらかと言うと、私があなたを守る事になる確率の方が高そうですが・・・」
ロ「だーっ!うるさいな!こんな時は黙って「はい」って言えよ!」
ル「はい。」
ロ「まったく・・・確かに、今は全然ダメかもしんねぇけど、俺もそのうち、父ちゃんに負けないような強え男になるから・・・
待ってろ!」
ル「では、それなりに期待しておきましょう。期待しすぎると裏切られそうなので、まあ、ほどほどに。」
ロ「ぐっ!!ちくしょーっ!見てろー」
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