【フランツ×ゼト】
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フランツは名門騎士一族の一人だそうで。成長率だけならフランツのそれはゼトを圧勝してますよ。 |
| 1回目 |
フ「将軍!」
ゼ「フランツ、首尾はどうだ?」
フ「はい、まだまだ力は伴いませんが、僕もルネス騎士団の一員です。
将軍のように、エイリーク様たちを全力でお守りする所存です。」
ゼ「よし、いい心掛けだ。入団当時に比べれば、面構えも立派になったものだな。」
フ「ほ、本当ですか?将軍、本当にそう思います?」
ゼ「ああ、本当だとも。入団当時の心許ない印象が消えている。
フランツが私の年齢になる頃には、きっと剣も槍も大した腕になるだろう。」
フ「ほ、本当に?将軍、本当に本当ですか?」
ゼ「・・・ああ、本当だが・・・今は戦闘中だぞ、フランツ。舞い上がってないで、目の前の敵に集中しろ。」
フ「はい!!必ずや将軍の部下の名に恥じない働きをしてまいります!」
ゼ「武勲を焦るんじゃないぞ。無理はするなよ。」
フ「はい!」
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| 2回目 |
フ「あ、将軍!」
ゼ「おぉ、フランツか。また成長したようだな。まだまだ固いところもあるが、剣も槍も着実に腕を上げているぞ。」
フ「ほ、本当ですか?将軍、本当にそう思います?」
ゼ「・・・私が誉めると、どうしてそのように問いただすのだ?」
フ「あ、すみません・・・将軍に誉めていただくと、ついうれしくて。我らがルネス騎士団を率いる【真銀の騎士】ゼト将軍は、
僕にとって憧れの存在なんです。」
ゼ「ははは・・・お世辞のつもりか、フランツ?」
フ「本当です、将軍。・・・ルネス城がグラド軍に襲われた日、将軍は傷を負いながらも多数の敵を振り切り、
見事に脱出を図られました。そしてエイリーク様を単身でお守りしながら、無事にフレリアまでたどり着かれました。
もし僕だったら、とてもそれだけの事を成し遂げられたとは思えません・・・あれほど不可能を可能にできるのは、
僕が知る限り、将軍お一人です。」
ゼ「そんなに持ち上げられたら、フランツの見ている所で失敗はできんな。・・・しかし、君はまだまだ若い。
私を越えるほど、もっと成長するだろう。自分に自信を持て。
私は君に期待している。その腕と心を、戦場で鍛え上げろ。」
フ「ほ、本当ですか?将軍、本当にそう思います?」
ゼ「・・・フランツ・・・しつこいぞ。」
フ「し、失礼しました!」
ゼ「さぁ、気を引き締めてそろそろ行くぞ。フランツ、ぬかるなよ!」
フ「はい、将軍!将軍の背中は僕が死守いたします!」・・・
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| 3回目 |
ゼ「頑張っているようだな、フランツ。」
フ「あ、将軍!!お怪我はありませんか?将軍のほうからお声をかけてくださるなんて、嬉しいです。」
ゼ「いちいち大げさなヤツだな、君は。・・・だがな、フランツ・・・本当に嬉しいのは、私のほうだよ。」
フ「・・・??どういうことですか?」
ゼ「私がまだ見習い騎士だった頃、私にも憧れてやまない騎士がいた。その方は、剣にも槍にも優れた猛将で、
主君に絶対的忠誠を誓うその姿に、我ら見習い騎士たちは、騎士道とはいかにあるべきかを教わったよ。
10年前、世界最強と言われていた暗殺者がルネスに身を隠しているという情報を得てな。
こちらの動きがその男にもれないようにたった一人で逮捕に向かわれ、
一騎打ちの末、見事に討ち果たしながらも、その時の怪我が元で亡くなられたが・・・」
フ「10年前? ・・・!!それは、もしかして・・・」
ゼ「・・・そうだ、フランツ。当時、ルネス騎士団の長を務められていた君のお父上だ。」
フ「・・・父が亡くなった頃、僕はまだ幼くて、残念ながらほとんど記憶がないんです。
すでに母も亡くなってましたから、兄フォルデと僕は、いつも2人きりでした。
滅多に帰らない父への子供じみた恨み言を僕が泣きながら口にするたび、
「父さんは王家を守るため、立派に努めを果たしてるんだ」と、兄は僕を慰めながらも、誇らしく、
でも、やはり少し寂しげに語っていました。・・・今でも覚えているのは、
戦闘で受けた深い刀傷が残る広い背中・・・たまに父が帰ってくるとその背中に登って、
兄と僕は、よく父を取り合ったものです。勇敢な騎士だったと聞かされて育ちましたが、
僕の記憶の中には、傷だらけの背中しか・・・」
ゼ「・・・記憶には残っていないかもしれないが、フランツ、君はお父上の生き写しのようだ。
剣のさばき方、槍の構え、そして、主君への確固たる忠義の心・・・君には間違いなくお父上の魂が宿っている。
私が憧れ、目指してきた騎士の息子であるフランツ、君と共に、同じ志を持って戦いに挑めることになろうとは、
誠にもって、私は幸せ者だよ。」
フ「そ、そんな風に言っていただいて、本当にありがとうございます、将軍!僕、いつか必ず兄を越え、父を越え、ルネス騎士団一の騎士になります。ルネス王国の復興のために、将軍のお側で、将軍と共にがんばります!」
ゼ「ああ、頼んだぞ、フランツ。共にルネスのために力を尽くそう。」
フ「はい、将軍!」
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| 1章にて: |
ゼ「フランツか、よく無事でいた。」
フ「は、はい・・・ゼト将軍も・・・」
フ「将軍さえいてくだされば、我々ルネス騎士団は絶対負けません!」
ゼ「フランツ、私と共にエイリーク様をお守りするのだ。行くぞ。」
フ「はい、将軍!」
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